物静かで穏やか、そして手先が器用!KURA5_53 サポート

KURA5_53 DIYサポート&木工 担当:シドくん(ようこパートナー)

動物を愛する猟師さん

「え、殺すんでしょ?」矛盾しているように思いますか?
どう捉えるかは人それぞれなのですが、シドくんは動物を仕留めるのが目的で猟師になったわけではありません。

皆さんも、牛や豚、鶏肉、食べますよね。
シドくんは、「普段、スーパーに並んだ肉を食べて家畜の命をいただいているのに、その現場を見たこともない。これからも肉を食べ続けるのであれば、自分で現場を見て、できれば自分でさばけるようになりたい」というのが動機で猟師の免許を取りました。

動物が食肉になる現場、動物たちは自分の命が絶たれることを悟れば断末魔のような鳴き声をあげるのでしょう。
皮を剥ぎ、血が流れ、解体をして食卓に並ぶ肉になる。
家畜たちは人間に食べられるために生まれ、育ち、殺される。
「現場を見てしまったらお肉が食べられなくなるかもよ?」と尋ねたら「それならそれで」って。

人間が暮らす場所が変わり、山間の民家が減ったことで動物界と人が暮らす集落の結界がなくなったことで動物が町に出てくるようになりました。
人間が山を放置した結果、森が育たず食物を求めているのも一因です。
頭数が増えているのは野生動物なので当然のこと。
人が作った作物を荒らす原因を作っているのは、私たち人間です。
でも“獣害”と言われ、捕らえられ殺されています。

シドくんは「人間の都合で殺されるなら、せめて肉、できれば皮や骨も無駄なく使いたい」という考え。
獣害として殺された鹿や猪の肉が食肉として一般的になれば、牛や豚が無駄に飼育され、無駄に殺されることは減るかもしれません。

理想を語るのは簡単ですが、実際に免許を取り、寒さが厳しい冬の朝、貴重な休息日に暗いうちから秩父まで出かけ命懸けで険しい山を登り実践しています。
体を張っている人の言葉は、説得力があり、ズシンときます。
「家畜も動物だよ、自分が見もしないところで誰かが動物を殺してるんだよ」。
動物が大好きなので、「庭に猫が来てるよ」というと全部ほっ散らかして「ちょっと見てくる」と外に出て、「猫パンチされた」ってデレデレして戻ってきます。

自分が生きるために必要なことは、ひと通り自分でできるようになるのが彼の理想です。
なので、釣りもします。主に渓流釣り。
今は土地が使えなくなってしまいましたが、一時期は小さな畑もやっていました。
「動物をもっときれいにさばけるようになりたい。もっと余すことなく動物の命を生かしたい」と言って普段はKURKKU FIELDSに勤めて、木更津あたりで駆除された動物たちと向き合っています。

というわけで、KURA5_53での活動は限定的になります。

猟期以外の仕事が休みの日にKURA5_53をサポート

基本的には、猟期以外の仕事が休みの日にKURA5_53をサポート。
木で何かを作ったり、壊れた物の直し方を考えるのが好きです。

「みんなでフォトフレームを作りましょう」的な、欲しくもないフォトフレーム作らされるDIYスクールが嫌い。
「こういう棚が欲しい、ちょうどいいのが売っていないから自分で作ってみたい」っていう、明確なゴールに向かって伴走するスタイルのDIYサポートをします。

一緒に考えたり手を動かしながら、物を大事に使いたい人と出会えたらと思います。

お酒大好き!秋田県出身の穏やかな人です

秋田県出身です。
東京・福岡で暮らしたことがあります。
秩父の山に通い、渓流釣りでは長野や新潟、山形などにも行きます。
基本 無口ですが、お酒を飲むとちょっとしゃべるようになります。

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