1年に1回!地域の子供に“資源”を寄付

袖ケ浦市は毎週 資源回収日 がありますが、1年に1日だけ蔵波中学校でも資源回収を実施しています。

2022年は11月19日(土)に決定。

普段の資源回収と違いはあるの?」「我が家の資源が、“蔵中”にどう役立つの?」「実際、どうしたら良いの?」など、蔵波中学校の教頭先生にお話をうかがってきました。

2022年11月19日(土)小雨決行
悪天候の場合は翌11月20日(日)に順延/両日とも悪天候の場合は、中止

1.蔵波中学校 8:00~10:00
https://goo.gl/maps/cytxm3KWvQHAaYvZA

2.蔵波県営住宅(集会所前) 8:00~9:00
https://goo.gl/maps/phcKHbuJVv3HbVZQ9

回収できる物

回収できないもの

ー先日、回覧板で蔵中で実施される資源回収のチラシを拝見しました。私の父は、日にちがわかると毎週の地域の資源回収に出すのを少し控えてでも「子供たちのために溜めておこうぜ」って張り切るんです。

そうなんですか。

ー「年寄りが子供の役に立たねば」みたいな意識があるんですよね。幸い、少しなら溜めておける場所もありますし。地域のは普段から協力できるけど、蔵中の資源回収は年1回ですし。当日、資源を持ってくると「ありがとう」って直接子供に言ってもらえたりするのがちょっと嬉しいのかなって思います。顔が見えるって大事ですよね。

そう言っていただけるのはありがたいです。

ーただ…やる気はあるんですけど、父は資料とかきちんと読み込むタイプじゃないので。昨年もしこたまペットボトルも溜めてたのに、「ペットボトルはダメって言われた…」ってしょんぼりして帰ってきて。現場の父兄さんたちも「あれ?ペットボトルっていいんだっけ」「ダメなんだっけ」って、混乱させたらしくて。

そうだったんですか。
地域で行われている資源回収とは違いもあるんです。
資源を買い取っていただく業者さんが違うので。
もちろん、共通して回収する物もあるんですけど。
回収できる物でなければお持ち帰りいただかないといけないので、周知活動は大事だなと思っています。

ー昨年、一度間違えたので「ペットボトルは対象じゃない」って学習したと思います。

チラシは「配布」じゃなくて「回覧」だと、細かい部分まで把握してもらうのは難しいですよね。

ーなので、地域との資源回収とは異なる点など聞かせてもらえたらと思いまして。

なるほど。

ーこういうのがあったら是非に!という品目ってありますか?

雑誌や新聞も嬉しいんですけど、鉄くずが1番ありがたいです。
中学校で集めた資源を買い取っていただく業者さんは、鉄がメインなんですよ。
鉄が1番の資金源というか。

ーそうなんですか、鉄くずは地域の資源回収では集めてないですね。燃えないゴミ扱いなのでお鍋ややかんが資源になるなら良いですね、探してみようかな。

建設現場の足場みたいなものとか、農業用ハウスの枠だったり。
そういう鉄製の物は大歓迎ですね。
捨てようとすると有料になることもあると思うので、ぜひお持ちいただきたいです。
あ、ただ、自転車は引き受けてはいないです。

ーチラシに「大量の場合は事前に連絡を」とありましたよね。

はい。
昔から農家をされてたかたなんでしょうけど、早速ご連絡をいただいた方がいらっしゃいまして。
トラクターとコンバインと…大型の農機具を3点。

ーあ、農機具も回収品目にありましたね。けっこう大型の農機具ですね。

そうなんです。
「縁もゆかりもない買取業者にお願いするより地域の中学校に鉄として寄付したほうが良い」っておっしゃっていただいて。
学校としては、生徒に還元してあげられるので本当にありがたいです。

ーちなみに、これまではどんな物を購入されたりしたんですか?

毎年、どんなものが必要なのか状況に応じて考えるんですけど。
例えば、昨年は敷地内の枯れてしまった木を根から掘り起こして抜いて、代わりに芝桜を植えたんですけど、その芝桜の苗を購入させていただきました。
あとは除草作業の道具など、環境の整備に使わせていただくこともあります。

ーなるほど。安全だったり快適な環境を維持するにもお金はかかりますもんね。

ー当日は、資源を持ち込むと、会場でPTAの方が誘導してくださるんですよね。

そうですね、PTAの方が中心になっている活動なので。
生徒たちも参加します。
生徒自身の学校環境整備のために地域の方が協力してくださるわけですから。
中学生なら自分たちで考えて動くこともできるので、自分たちでもできることはやろうということで。

ー今回から、初めて県営住宅での回収も始められるんですよね。

そうですね、今回から2ヶ所で回収させていただきます。

ー車で持ち込んで、流れ作業的に降ろしていくっていう手順はどちらの会場も同じですか?

そうですね。
どちらも誘導員が立っていますので。

ー大きいものは事前に回収してもらうこともできるんですね。

そうですね、先ほどの農機具もそうですね。
地域の回覧板に入れていただいたので、チラシを見てご連絡をいただきました。
昨年、会場は中学校だけだったんですが、それまでは数ヶ所で回収していたんです。

ーそうだったんですか。

ただ、コロナ禍でいろんな場所でいろんな人から荷物を受け取ってってやるのは感染対策的にリスクも大きそうだなと思って、回収場所を中学校だけに絞ってお持ちいただくスタイルで実施したんですよね。

ーなるほど。試行錯誤しながら実施されているんですね。

そうですね。
どうしてもご事情があれば、お一人暮らしのご高齢の方とかね、取りにうかがうこともするんですけど、基本的にはお持ちいただくということにしました。
いろんな場所で集めるというのは外での事故とかリスクもありますし。

●事前回収についてのお問い合わせ先

蔵波中学校 教頭先生まで:0438-62-7041

ーお子さんがいないおうちや自治会に入っていなくて回覧板を見ない人もいるので、いろんな場所で「知ってもらう」手立てがあったらいいですよね。

私も最近、初めて知ったんですけど、中学校から見えるこの地域の住宅地とか回覧板がないところがあるみたいなんですよね。

ーそうなんです。新築戸建がガバッと建ったところは既存の町会に入るのではなくて「新たに自治会を立ち上げてくださいね」ってことになっているみたいなんですが、自治会を作らないところも多いみたいですね。

驚きました。家が建ってるから自治会もあるもんだと思っていたら、「回覧板とかない」って。
周知っていう点で、昨年は反省点があったので、今年は昨年よりもかなり力を入れていて。
学区内で50ヶ所以上にポスターを貼らせていただいているんです。

ーこのエリアで50ヶ所はすごいですね。回覧板が1ヶ月以上前に回ったんで、公民館とかスーパーとかで貼り続けてもらえたらリマインドにもなりますし、いいですね。

そうなんですよね。
市役所や蔵波中学校のホームページを見てくだされば情報は載っていますけど、用がないとそういうホームページも見ないですもんね。

ー確かに。

蔵波中学校のホームページに「地域のみなさまへ」っていうコーナーも作ったんです。定期的に更新しているので、ぜひ見てほしいんですけどね。

ーリンクを貼らせていただきます。情報を見にきてもらうって難しいですよね。

https://www.fureai-cloud.jp/sodegaura-kuranami-j/home/index/7041

終わりに

回収日まで1ヶ月以上あります。
蔵波中学校に通う子供たちの役に立てるもの眠っているかもしれません。←特に鉄くず)
過ごしやすい気候でもあるので、我が家も11/19を目標に、物置の中/車庫の片隅に追いやっているもの/庭に放置されているものたちを整理してサッパリしようと思います!

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